ぎっくり腰の痛みは
最初こそ凄まじいものですが
数十分じっとしていれば
なんとか移動できるようになります。
でも
そのまま仕事に行けるかというと話は別
立って電車に揺られるなんて
もってのほかです。
自家用車での通勤でも
走行中に「ピキッ!」なんてきたら
私ならまともに運転を続けられません。
ぎっくり腰の1番痛い期間は
一般的に3日程度と言われています。
その後は、なんとか
日常生活を送れるかなという状態で
1ヶ月程度で完治します。
「這ってでも来い!」
なんて上司は
今はなかなかいないとは思いますが
なるべく迷惑をかけずに
でも安心して休みたいものです。
この記事では、3日程度の安静が
必要なことをわかってもらう方法。
復帰と仕事への影響を
最低限に留めるためにできること
についてみていきます。
ぎっくり腰で仕事を休むなら必ず整形外科へ。診断書はなくても大丈夫。
ぎっくり腰は
なった瞬間が1番ひどく、
だんだんと痛みが引いていくものです。
最初の数十分は
その場から動けないほど痛くても
その後は
なんとかソファまでは行けるかな
という程度に落ち着きます。
数時間も経てば
なんとか病院に行けるようになりますが
仕事は行けると言えば行けるけど
パフォーマンスは落ちてしまいますよね。
仮に治療を受けなくても
3日ほど経てば日常生活に支障がない程度まで
落ち着くことが多いですが
その3日間を自己申告だけで休むのは
現代の日本社会では
なかなか難しいものです。
その3日間が
適切であるという証明のためにも
3日で確実に仕事復帰するためにも
ここはきちんと”整形外科”に
かかりましょう。
病院に、しかも整体や整骨院ではなく
整形外科にかかるのは
2つの観点から見てとても大事なことです。
その理由を見ていきましょう。
・きちんとした医療的な
”治療”が受けられる
ぎっくり腰からの回復には
最低限の安静
痛み止めやサポーターでの
補助をしながらの日常生活
腰に負荷をかけない体の動かし方を
身につけるということが大切です。
この中で痛み止めは
整形外科でしかもらうことができません。
整体や整骨院はあくまで
マッサージなどの施術をする場所で
”治療”はできないのです。
また
ごく一部の条件を除いて
整体や整骨院での施術は
保険適用にはなりません。
整形外科あれば
レントゲンなどの検査で
他の病気の可能性を探る。
飲み薬や湿布の処方。
注射などより強い痛み止めの治療。
を受けることができます。
ぎっくり腰は
痛みさえ取り除けば
むしろ安静は短い方が
治りが早いと言われています。
普段健康な人ほど医療にかかることに
抵抗があるかもしれませんが
適切な量と頻度で薬も取り入れることで
結果的に早く仕事に復帰できます。
・適切な休養だと
証明できる
整体や整骨院ではなく
整形外科にかかる場合は
保険証をだして保険診療を
受けることができます。
保険診療は
自己負担が少ないだけではなく
きちんと診察を受けている
それが適切な休養だと証明できる
というメリットもあるのです。
会社員の場合、
会社やその会社が所属しているグループの
健康保険組合の保険証を提示しますよね。
すると
あなたにかかった医療費のうち
自己負担をした金額の差額分の請求が
病院から健康保険組合に行きます。
そうすると
健康保険組合は自分の会社の人間が
何月何日にどこの病院で
どんな治療を受けたのかを
把握することができるのです。
もちろん
あなたの直属の上司がひとつひとつ
確認するわけではありませんし
受診記録が反映されるまでに
タイムロスもありますから
今日病院に行った証明にはなりません。
でも
のちのち疑われることはないという
安心感にはつながります。
気持ち的にも
落ち着いて休養に専念できますね。
ぎっくり腰で仕事を休むなら連絡を密に!寝ながらできることは全部やろう。
3日ほどの休養になると
週をまたぐことも多くなります。
あなたが休む3日間の間も
変わらず仕事を続けてくれている同僚や
あなたのために時間をとってくれている
取引先の方には
迷惑と思われるかもしれません。
でも最大限
影響を小さくする努力はできます。
また
その3日を1日でも短くできるなら
それに越したことはありませんよね。
ここでは
仕事への影響を最大限小さくする方法と
休養を短くできるかもしれない
治療法についてみていきます。
・各方面への根回しが大事
ただ一言「休みます」では
済まされないのが日本の会社。
自分が休んでいる間も
滞りなく仕事が進むように
頭だけはしっかり働かせましょう。
そのためには
各方面への直接のお詫び
お願いしたいこと、
待って欲しいことのリスト化
丁寧な引き継ぎが必要です。
まずは電話をしましょう。
直属の上司への電話の後は
あなたの仕事の前後で
影響を受ける人へ連絡が必要です。
前工程、後工程の同僚や
チームのメンバーには
直接連絡をしましょう。
最も適切な連絡手段は
その人によって変わってきます。
電話かメールかチャットシステムか
普段から最もよく使うもので
連絡しましょう。
あなたの仕事は
待ってもらうのか
どのくらい待たせるのか
引き継いで代わりにやってもらうのか
正確に伝える必要があります。
また
お取引先には変わらず対応できるように
窓口となる同僚を紹介する
同僚にはお取引先との関係を引き継いでおく
といった必要があります。
直接の電話が一番記憶に残りやすいですが
困った時に見返せるメールも
同時に送っておくとよいですね。
・積極的な痛み止め治療で
休養を最小限に
整形外科にかかると
痛み止めや湿布を
処方してもらうことができます。
実はぎっくり腰は
安静にしすぎるとかえって
治りが悪くなると言われています。
痛みが引いて動けるようになったら
筋力を落とさないように
なるべく早く
日常生活に戻る方が良いのです。
整形外科で
痛み止めや湿布を処方してもらったり
ブロック注射と呼ばれる
ピンポイントで
痛みの元から止める治療を受ければ
休養の期間を短くすることが
できるかもしれません。
体調不良で休むことは
当然の権利ではありますが
心置きなく仕事を忘れられる人は
あまりいません。
なるべく早く
出社できるようになることが
気持ちとしては
1番安定すると私は思います。
一日も早く元通りに。
仕事を休めるというのは
想像するだけなら
ちょっぴり嬉しいことですが
実際には色々不安や心配事が
出てくるものです。
やはり
健康に毎日変わりなく出社できるのが
1番理想的ですね。
ぎっくり腰も
ただただ安静にするだけでは
いけないということが
わかってきています。
最低限の休養で済むように
病院でできること、
引き継がなければならないこと
元気な時に
シュミレーションしておけるといいですよ。