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産後の骨盤矯正は生理が再開してから!?まずは緩んだ骨盤を閉めよう!

この記事は約6分で読めます。

妊娠や出産を経験した女性が

必ずと言って良いほど直面する問題。

そう、「骨盤の広がり」です。

広がった骨盤が産後きちんと元通りに戻らないと、

思わぬ体のトラブルを引き起こしてしまう


危険性があります。

赤ちゃんが生まれて、慣れない子育ての毎日に、

余計な体のトラブルまで抱え込んでしまわないよう、

今日は産後の骨盤矯正について見ていきましょう!


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妊娠・出産で骨盤が開きやすくなる?

妊娠すると、出産に向けた準備として、

徐々に骨盤が開きやすい体に


変化していくことをご存知でしょうか?

出産のときに、


赤ちゃんが産道を通って出てくることで、

骨盤が開く、というのは安易に想像がつきますが、

骨盤の緩みというのは、


出産前後にだけ起こるものではないんです。

妊娠3~4カ月頃から産後数日まで、


「リラキシン」というホルモンが分泌されます。

これは骨盤周りの靭帯や関節、


筋肉を緩める作用があり、

出産に向けて徐々に、


赤ちゃんの通り道を整備する役割を担っています。

このリラキシンの作用が働く中で、

日々成長する赤ちゃんの体重を支える骨盤には、


さらなる負担が掛かり、

本来骨盤を支える働きのある


「骨盤底筋」にも負荷が掛かってしまい、

この筋肉も弱っていきます。


緩んだ骨盤周りに、


弱った骨盤底筋など、様々な作用が相まって、

産後の骨盤戻りを悪くしてしまう状況を


作り出してしまうんです。

通常であれば、


骨盤は産後徐々に元に戻っていきますが、

産後息つく暇もなく始まる子育てによって、


毎日安静にしていることは、


なかなか厳しいのが実情・・・

無理な体勢や長時間の抱っこ、授乳、


その合間をぬって行う家事など、

産後弱った体に、回復の猶予を与えられない日々が続きますよね。

こうして骨盤が


きっちり元通りに戻らないままでいると、

様々な産後トラブルを引き起こす危険性があるんです。


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骨盤が戻らないとどうなるの?

「産後だんだん戻るんでしょ?とりあえず様子を見よう。」

「なんだか腰が痛いけど、


自分に割いてる時間なんてない!」

そう思って、

自分の体の不調を後回しにしているママさんが、

世の中にはとても多いようです。

しかし産後開いてしまった骨盤を放っておくと、

そのまま関節が固まってきてしまい、

どんどん元に戻りにくい状況に陥ってしまいます。

それでは骨盤が戻っていないと、


どんな症状が出てくるのでしょうか?


① 腰痛

  産後の症状として最も多いのが腰痛。

  リラキシンによって緩んだ骨盤は、産前と同じように、

きちんと体を支えることができません。

  また、赤ちゃんの成長とともにお腹が前に出ることで、

  腰が自然と後ろに傾き、「反り腰」の状態を作ってしまいます。

  姿勢が悪くなることで、さらに腰に負担が掛かり、

腰痛を引き起こすことは明白ですね。


② 恥骨痛

  こちらも①同様、緩んだ骨盤の影響で起こり得る症状です。

  足を前に出すと、おへその辺りに痛みが走ります。

  不安定な骨盤により、内ももの筋肉が固くなってしまうことも、

  この恥骨痛を引き起こす原因となります。


③ 関節痛

  無理な体勢での抱っこや家事に加え、

  ホルモンバランスの変化や授乳による


カルシウム不足などで起こる症状。

  生理が再開すると、ホルモンバランスも整うので、


解消されていきます。


④ 便秘

  骨盤底筋が弱ることに加え、


出産による傷口の影響でいきめない、

  授乳により水分不足になることなど、

  産後は便秘を引き起こしやすい条件が


複数重なってしまいます。


  
⑤ 尿漏れ

  産後の尿漏れは、


「腹圧性尿失禁」と呼ばれるタイプで、

  くしゃみや咳など、


腹筋に力を入れた時に起きるものです。

  産後で骨盤底筋が弱ると、


内臓が下がってしまい、膀胱を圧迫した結果、

  尿道口を閉めることができなくなって


起こってしまいます。


⑥ 冷え性

  骨盤が歪んだり、広がったりしたままだと、


全身の血流が悪くなり、冷え性につながります。

  これに加え、

不規則な睡眠習慣による自律神経の乱れも相まって、

  冷え性を助長する環境が整いやすいのが実情です。



⑦ 肩こり

  毎日複数回の授乳、長時間の抱っこなど、

無理な体勢が続く産後。

  知らぬ間に肩こりが悪化していることも

少なくありません。

  また、これに骨盤の歪みが影響して、

肩こりをひどくさせるケースも散見されます。


 代謝の低下

  産後の代謝低下の理由は様々ですが、

  骨盤周りの筋肉が緩んだことやホルモンバランスの影響で、

子宮を守ろうと脂肪がつきやすくなります。

  また、骨盤が正常な位置にないと、

全身の血流が悪くなり、冷え性を引き起こします。

  これにより血がうまく回っていない筋肉では、

  消費エネルギーが少なくなり、結果、

太りやすい体になってしまうのです。


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産後の骨盤矯正はいつから?

プロの手を借りた骨盤矯正は、

一般的に「産後1ヵ月以降」が目安となります。

産後約6~8週間は、


「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれる期間に当たり、

体が妊娠前の状態に戻ろうとする期間です。

子宮が徐々に小さくなり、


ホルモンバランスも正常な状態に戻っていきますので、

この期間は、体を安静にすることが大切になります。

産後1ヵ月の時期に、


赤ちゃんと一緒に1ヵ月検診があるかと思いますので、

その時に特に問題がなければ、


骨盤矯正をスタートできると思って良いです。

ただし、帝王切開で出産した場合は、


2カ月以降が目安となりますので、ご注意ください。

骨盤矯正の効果が出やすい期間としては、

産後「1ヵ月~6カ月」の間。

産後半年間は、

まだ骨盤が柔らかい状態にあり、動きやすいためです。

早期からきちんと矯正を始めることで、

妊娠前よりも骨盤を締まった状態に戻すことも可能です。

「それじゃあ、産後半年を過ぎると、

元には戻らないの?」という疑問ですが、

ご安心ください。

早期スタートの方よりは、回数と時間が掛かりますが、

徐々に元通りに戻していくことは、もちろん可能です。

その一方で、自力で始められる「骨盤ベルト」。

プロの手を借りるのと比べて、

こちらは手軽、かつ日常的にできる骨盤ケアになります。

現在は各社から様々な骨盤ベルトが発売されており、

デザインやカラーバリエーションに富んだラインナップで、


おしゃれに着用できるものも増えてきています。

このベルトについては、腰痛対策として、


妊娠初期から使用が可能で、

産後の骨盤矯正のためには、


産後2~3カ月まで着用する人が多いようです。

広がった骨盤を元通りに戻す


サポートをしてくれるのはもちろん、

産後トラブルの代表格でもある腰痛の防止・緩和にも役立ちます。

時間的にも費用的にも、


頻繁にプロのケアは受けられない・・・

そんな時には、

骨盤ベルトをきちんと使用することで、

自分ケアを行っていきましょう。


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まとめ

いかがでしたか?

妊娠してから出産を終えるまで、女性の体に掛かる負担は計り知れないもの。

中でも、体の要である「腰=骨盤」は、出産によって一番大きな影響が及ぶ箇所。

ここがきちんと正常に戻らないと、

日々たくさんの不調を抱えながら、慣れない子育てをしなくてはならなくなります。

もちろん時間もお金も限りがあることではありますが、

心身の健康のために、産後できる範囲から骨盤矯正を取り入れたいですね。

お子さまとともに健やかな毎日を送るために、この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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