新学期が始まった!と思っていたのも束の間。
気づけば、もうすぐ夏休み!
夏休みの宿題で最も頭を悩ませるものの一つは、
「自由研究」ではないでしょうか?
うちの子は低学年だし、
そんな難しいことはできない・・・
そんなお困りのあなた、
簡単かつ、達成感のある
「画用紙を使った”まとめ”」を
今年の自由研究にしてみませんか?
“まとめ研究”には、なにを書くの?
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各学校(先生)によって、
決まりがあるかもしれませんが、
一般的に必要な項目は、
大きく以下の6点になります。
① タイトル
② 学年 / 組 / 氏名
③ なぜこのテーマを調べたいと思ったのか?
④ 研究方法(実施日時・使用した道具・材料・条件など)
⑤ 研究過程
⑥ 結果 / 結論(気づいたこと・わかったこと・反省点など)
学生時代、
「5W1H」という言葉を習いませんでしたか?
<When (いつ)>
<Where (どこで)>
<Who (だれが)>
<What (なにを)>
<Why (なぜ)>
<How (どのように)>
聞いたことあるけど、
これなんだっけ・・・?
とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。
これは、プレゼンや報告書、
文書作成などに用いられる基本要素のこと。
子どもの自由研究においても、
まさにこの5つを網羅すれば、
自然と誰にでもわかりやすい”まとめ”が書けてしまいます。
何に書く?画用紙?模造紙?スケッチブック?
たくさん大きな絵を描きたいから、
大きな模造紙がいいんじゃない?
絵を描くなら、やっぱりスケッチブックじゃないの?
まとめた研究を「何に」書くのか。
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一言に用紙といっても、様々な選択肢があります。
それでは代表的な4種類について、
それぞれの特性を見てみましょう。
① 画用紙
- 枚数に制限がなく、好きな枚数を綴じることができる。
- 実験・観察など、工程があるものは、
ページを分けることでわかりやすくまとめることができる。
- サイズ展開が多く、
自分に合った大きさを選ぶことができる。
② 模造紙
- 一目で取り組みの全体が見えるため、
インパクトがある。
- 掲示板や新聞、
ホームページ風などに仕上げることもできる。
- 紙が薄く、途中で破けてしまうなど、
低学年には比較的扱いが難しい。
- 情報量がある程度ないと、スカスカになってしまう。
③ スケッチブック
- 色が綺麗に出るため、絵の多いものに適している。
- リングなどで、しっかり本になっているため、
バラバラと散らばることがない。
- ページ数が決まっているため、
足りない or 余るなどの問題が出てくる。
④ レポート用紙・ノート
- じっくり読んでもらいたい、
文字情報の多いものに適している。
(どちらかというと高学年向け)
- 持ち運びに困ることが、ほとんどない。
実際に画用紙に書いてみよう!
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それでは画用紙を使った
”まとめ”研究を進めていきましょう。
① レイアウトを決定する
まずA4コピー紙など、
別の小さな紙にレイアウトを書いてみましょう。
いきなり大きな画用紙に書くのは、
失敗のもと!
絵や写真の数、
これらをどこに配置するのか、
文字として、どんな説明を、
どの位置に書き入れるのかなど、
ある程度確定させていきます。
あまり密に書くことは避け、
適度に空間を持たせて、見やすさを意識しましょう。
このレイアウト段階で、
大まかなイメージを作っておくことで、
間違って何度も書き直し、
という事態を防ぐことができます。
また、ここが決まると、
画用紙の枚数も確定するので、
予備を入れて
何枚の画用紙を用意すべきかが見えてきますね。
1つ注意点です。
枚数が複数に渡る場合は、
綴じる部分(余白)を残して、
レイアウトを書いていってくださいね。
② 本番の紙に下書きをする
ここからは本番の紙を使用していきます。
後から消しゴムで消すことを前提に、
タイトルや氏名を書く欄、
絵や写真の枠を、鉛筆で薄く書いていきます。
枠が書けたら、絵の輪郭や文章も同様に、
鉛筆で書いていきましょう。
面倒ではありますが、
この工程は必ずやりたいところ。
なぜ鉛筆で下書きをするかというと、
本番の紙には、
消えないペンで書いていただきたいから。
鉛筆やフリクションペンで書くと、
持ち運びの間に擦れてしまったり、
掲示期間中に日光などで薄くなったりする
恐れがあるからです。
せっかくの力作が台無し・・・
なんてことにならないよう、
ぜひ油性ペンを使いましょう。
お察しの通り、
いきなり油性ペンで書いてしまうと、
失敗した場合、
最初から書き直しになります。
手間だけではなく、
子どもたちのモチベーションまで
下がってしまいますから、
これは何としても避けたいですね。
③ 油性ペンでなぞる
下書きが書けたら、いよいよ油性ペンの出番です。
先ほど鉛筆で書いた線を、しっかりなぞっていきます。
ペンの色については、
一面カラフルにしたい子もいるかもしれませんが、
見やすさを重視し、基本的には黒や紺などを使用、
タイトルや強調したい部分にのみ、
他の色を使う程度に留めましょう。
絵に色を塗る場合は、
油性ペンでの縁取り後、
鉛筆の線を消してから行いましょう。
色を塗ってから線だけ消そうとすると、
誤って色の部分まで消してしまう恐れがあるからです。
④ 下書きの鉛筆を消す
消しゴムを使って、下書きの線を消していきます。
強く大きく消しゴムを動かすと、
画用紙を傷つけたり、
破れたりする可能性があるため、
小刻みに力を入れすぎずに消していくよう、
心掛けましょう。
最悪、破れた部分はテープなどで止められますが、
やはり1番綺麗な状態で、
みんなに見てもらいたいですよね!
⑤ 画用紙を綴じる
複数枚に渡った場合は、1つにまとめましょう。
パンチで穴をあけて紐を通す方法が一般的ですが、
枚数が少ない場合は、
ホッチキスで止めてもいいでしょう。
ただし、コピー紙とは違い、1枚1枚に重みがあるため、
ホッチキス1箇所止めでは危なければ、
製本テープを使うなどして、補強すると安心です。
まとめ
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いかがでしたか?
自由研究は、
低学年であればあるほど、
親御さんのフォローなくしては進められない宿題です。
自分がやっていた頃を思い出しながら・・・
といっても、
なかなか記憶に薄い部分が多いですよね(笑)
こうして手順を追って整理してみると、
案外簡単ではなかったでしょうか?
手順がわかれば、
あとは子どもたちが書きたいことを引き出すのみ!
普段から
興味のあるものを選択肢として挙げてあげると、
子どもたちから、
意外な?!アイデアが飛び出すかもしれません。
「5W1H」に基づいて、
なぜこれを選んだの?どうやってやるの?
と質問しながら、
読者に伝わりやすい内容を、
どんどん引き出してあげましょう。
昔からの先入観で、
「宿題=めんどくさい」と嫌煙してしまいがちですが、
ぜひ大人も一緒に楽しむ姿勢で、
子どもたちをサポートしてあげてくださいね。
大人には思いもつかなかった発想に、
こちらが勉強させられるかもしれません!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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