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ハムスターが餌を食べないのは病気のサインかも!家でできることは?

この記事は約6分で読めます。

体の大きさも食べる量も

なんでも小さいハムスターが

エサを食べなくなってしまうと

命の心配が出てきます。


“ハムスターがエサを食べない”という問題は

動物病院で診てもらうことも視野に

きちんと様子を観察する必要があります。


ここでは

おうちでできる対処法と

動物病院で診てもらう必要がある時

についてみていきます。


人間である自分の体ですら

たくさんの検査をして

初めて見つかる病気もあるくらいですから

ハムスターのことも

飼い主であるあなただけで判断してしまうのは禁物です。


少しでも不安があるなら動物病院で診察を受けましょう。

でも

餌を食べない!

と言っても

ハムスターも意思を持った生き物ですから

気が乗らない、気分じゃない

なんてこともありますよね。


おうちの中でやってあげられることもあります。

ここでは

ハムスターが餌を食べない時にまず見てほしい

おうちでできる観察や工夫についてみていきます。


[病院に行く前にチェックしたいハムスターの様子]

・環境に慣れていない

初めての場所というのは

ハムスターでもやはり緊張したり

不安を感じたりします。

おうちに迎えたばかりのハムスターが

エサを食べない時は

あれこれ構わず

まずはここが安全な場所であるということを

時間をかけて理解してもらうことが大切です。


家族のあまり来ない別室にケージを置いて

静かな環境を作ってあげたり

ペットショップで

いつも食べていたエサを置いてあげたりして

1〜2日様子を見ましょう。


別室の温度や風通しには注意して

数時間おきにそっと覗きにいきましょう。


使っていないスマホと繋いで

Webカメラのように

遠隔で見守ってもいいかもしれませんね。


・暑い寒い汚れている

夏バテなどの時は

人間でも食欲が落ちたり倦怠感を感じます。

ハムスターにとって快適な環境は

一年を通して20〜26度、湿度は40〜60%です。

ケージの中は適温でも

さらにその奥の巣箱の中は

暑すぎるということもあります。

人間の肌感覚だけでは判断ができないので

温湿度計を使って

常に快適な環境を整えてあげましょう。


また

エサ置き場や水飲み場、

巣箱などが汚れてはいないでしょうか。


不快な環境の中では食欲も低下します。

雑菌が繁殖して別の病気になる危険性もあります。

ハムスターは寝床にエサを溜め込む習性があるので

巣箱の中も定期的にお掃除してあげましょう。


・お腹いっぱい

寝床にエサを溜め込んだり

頬袋いっぱいに詰め込んだりと

ハムスターの餌の摂取量は

なかなか把握しにくいものです。


単純にお腹いっぱいである可能性もあります。

定期的なお掃除で

溜め込んだ餌は取り除きつつ

新たに与える量を一定に保ちながら

餌がきちんと減っているか観察を続けましょう。


・お年を召してきた

ハムスターの平均寿命は2年〜2年半と言われています。

1歳半を過ぎた頃から段々と

”老い”が始まるのです。

だからと言って

必要な食事量がガクッと減るわけではありません。

エサを食べない原因が老いであるなら

それは餌の形状の問題である可能性があります。

歯が弱って

今まで噛み砕けていたペレットが食べれなくなったり

胃腸の働きがが弱まってきて

きちんと消化しきれていなかったりということが

考えられます。


本当に老いだけが原因なのかは

動物病院で診てもらう必要がありますが

まずは

ペレットを砕いてあげたり水でふやかしたりして

食べるかどうかを観察してみましょう。


・嗜好品を与えすぎ

ハムスターは野菜や果物

ひまわりの種などが大好きです。

でもそれは

ハムスターにとってはあくまで嗜好品

基本的に毎日の食事は

ハムスター用のペレットだけで十分なのです。


野菜や果物、ひまわりの種などを与えすぎてしまうと

濃い味付けに慣れてしまい

ペレットを拒否してしまうことがあります。


空腹になれば仕方なくペレットを食べることもありますが

中には頑なに食べないハムスターもいます。


ゆで時間などで段階的に味を薄くしたり

砕いたペレットをまぜたりして

少しずつペレットの味に慣れてもらいましょう。


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それでもハムスターが餌を食べないなら病院へ。ぐったりしているなら今すぐに!

おうちでできることをしてもなかなか食べてくれない

体重が減少したりぐったりしている様子があるなら

すぐに動物病院に行きましょう。


受診する時には

いつから食べていないのか

全く食べないのか、量が減ったのか

便や尿の状態に変化はあるか

ハムスターの様子などを

落ち着いてはっきりとお医者さんに

伝えられるようにしましょう。


言葉で伝えることが難しければ

写真や動画で撮ったものを見せてもいいですね。


ここでは

病気の可能性も考えられるハムスターがエサを食べない原因

についてみていきます。


[食べなくなる原因となりうる病気]

・不正咬合(ふせいこうごう)

ハムスターは

前歯でエサを砕いたりかじりとったりしています。

その前歯の噛み合わせが悪いと

食事をすることができなくなります。

原因は

生まれつきのものであったり歯が折れてしまったりなど

様々なものがありますが

その原因を取り除けば再び食べるようになります。


・腫瘍

ハムスターは実は

腫瘍ができやすい生き物なんです。

小さな体なので外から見てわかることも多いのですが

お腹にできてしまうと見た目からは判断できません。


腫瘍を取り除いたり小さくする治療を受ければ

きちんと食べられるようになることが多いです。


・頬袋の炎症や怪我

頬袋いっぱいに溜め込む姿は

とても可愛らしいものではありますが

ずっと入りっぱなしなのは

炎症を起こしたり怪我につながることもあります。


溜め込んだものから食べる

ということが習慣になっているハムスターなら

頬袋の怪我によって溜められないことが

餌を食べない原因かもしれません。


・お腹にくる風邪

ハムスターもお腹にくる風邪をひきます。

胃腸炎のような状態になっていると

食事は取れないものです。


ハムスターにもきちんとお薬がありますので、

適切に診察を受けて早く治してあげましょう。


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小さな変化を見逃さないで。

体の小さなハムスターには

たった1gの、人間には気づかないくらいの食事量の差も

体調に影響を及ぼす大きな差になります。


自分の感覚では想像に及ばないところに

思わぬ原因が隠れているかもしれません。

ぜひ

軽く見ずに積極的に動物病院を受診しましょう。

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