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ハムスターの頬袋は詰めすぎ注意!出す様子が見られるなら病院へ!?

この記事は約6分で読めます。

ハムスターの

頬袋にエサをため込む習性

たっぷりご飯を詰め込んで

ぷぅっと膨らんだほっぺは

とっても可愛らしいですよね。


でも、あまりに溜め込みすぎると

ほおの内側”頬袋“に

炎症をおこしてしまうもあるんです。


ひどい場合には、ほおの皮が反転して

“頬袋脱”になってしまうこともあります。


なんだか、
赤いものがハムスターの口から出ている

と思ったら

この頬袋脱を疑ってみてください。


この記事では

ハムスターが頬袋脱になってしまう原因と

頬袋脱にならないためにできること

についてみていきます。

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ハムスターの頬袋が腫れているなら炎症を起こしているかも。溜め込んだエサが腐ることも。

人間のほおも、人によっては

かなり大きく伸びることもありますが

ハムスターの頬袋は

体重の半分くらいの量を

入れることができるんです。


人間に例えると50kgの大人のほおに

25kgの食べ物を

入れていることになります。


25kgなんて

全身を使って持ち上げる重さですよね。


ハムスターの頬袋が

いかに優秀なのかがわかります。


頬袋は

食べ物を詰め込み巣穴まで安全に

運ぶ役割を持っています。


お家で飼われているハムスターは

定期的に必要な量の食事が与えられますが

野生の本能として

頬袋にエサを詰め込んで巣箱に

持っていってしまうことも多くあるんです。


そんな便利で、しかも人間にとっても

可愛くて癒される頬袋ですが

餌の詰め込みが原因で

病気になってしまうこともあります。


餌とは明らかに違う

赤い何かが、ハムスターの口から

出たり入ったりしていませんか?


この赤いものはハムスターの頬袋

つまり

ほおの内側がひっくり返って

口の外に出てきてしまっているのです。


溜めていた餌を取り出す際

ほおの内側が炎症を起こしていると

食べ物がうまく剥がれず

頬袋ごと出てきてしまいます。


この症状を”頬袋脱”と呼びます。


この頬袋脱は溜めていたエサが原因なのですが

細かく分けて以下のような理由が挙げられます。


今のところ頬袋脱はないなという場合も

普段ハムスターにこのような行動がないか

チェックしてみましょう。



[ハムスターの頬袋に
炎症が起こる原因]

・長時間溜め込んでいる

長時間頬袋に餌を溜めたままにしておくと

中のエサが腐ってしまい

頬袋にも炎症が起きてしまう可能性があります。


長時間と言っても

1日程度であれば問題はありません。


数日にわたって同じえさを溜め込んでいる場合は

取り出すことを促す必要があります。


・詰めすぎ

体重の半分もの量を

溜め込むことができると言っても

個体差がありますし限界もあります。


限界を超えてもなお詰め込もうとすると

頬袋が傷ついてしまう可能性があります。


また

詰め込みすぎて自分では取れなくなってしまい

それが腐ってしまうこともあります。


この場合も

溜め込んだ餌を取り出す必要があります。


また溜め込まなくても

定期的に新しい餌が出てくることを

理解してもらえるようにする必要があります。



・刺激のある食べ物を
詰め込んでいた

普段から食べているペレットなら

特に問題はないかと思いますが

たまに与えるエサの中には

刺激となってしまうものもあるかもしれません。


固すぎたり逆に柔らかすぎたりして

咀嚼に時間がかかるものや

味付けがしてあるものなどは

頬袋に炎症を起こす可能性があります。


また、茹で野菜をあげる場合は

十分に冷ましてから出ないと

火傷をしてしまいます。


頬袋の火傷も炎症の原因になります。

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ハムスターは頬袋に詰めこみすぎて出せなくなることも。無理せず病院へ連れて行きましょう。

[頬袋に溜め込んでいるなら
まずはほぐしてあげて]

ハムスターが、必要以上に

エサを溜め込んでいる様子が見られる場合は

炎症を起こす前に出すことを

促す必要があります。


ハムスターは本来、自分の前足を使って

頬袋を後ろから前に押しながら

食べ物を取り出します。


これを真似て、指で頬袋を摘んで中のエサを

ほぐしながら外に押し出します。


一度ほぐれてしまえば後は

ハムスター自身で取り出す事が出来る筈です。


無理やり押し出すのではなく

あくまでほぐすように

ハムスター自身で取り出せるように促し

決して力を入れないようにしましょう。


[病院で取り出すことも]

それでも取り出す様子が見られない場合は

無理せず動物病院を受診しましょう。


動物病院では綿棒などを使って

中の食べ物を取り除いてもらうことができます。


口の中は刺激に弱い粘膜で覆われています。


いくら柔らかい綿棒とはいえ、

言い聞かせて落ち着かせる事の

できないハムスター相手では

逆に傷つけてしまう可能性があります。


決して自宅で行おうとはせず

動物病院でやってもらうようにしましょう。


[頬袋脱なら迷わず病院へ]

すでに炎症が起き

頬袋脱の状態になってしまっている場合は

迷わず病院に向かいましょう。


頬袋が出たままだと中の粘膜が乾燥し

壊死してしまう可能性があります。


軽度の場合は、綿棒などで

押し戻してあげるだけで治ることも多いです。


炎症に対しては

お薬が処方されることもあります。


炎症が広がり重度の場合は

頬袋の切除が行われることもあります。


頬袋は

適切に処置をしてきちんと経過観察を行えば

再び再生してくるので

切除しても問題ありません。


炎症が広がりすぎてしまうと

より大きな切除を行い

再生にも時間がかかるため

頬袋脱が確認された場合は

すぐにでも動物病院に行きましょう。


[再発を防ぐために]

炎症や頬袋脱を起こしてしまうハムスターは

餌の詰め込みすぎや

ためっぱなしをしやすい子です。


再び炎症を起こさないように

頬袋に餌をためこまない習慣作りが大切です。


頬袋に餌を溜め込んでしまうハムスターは

食事や生活環境に

安心できていない可能性があります。


巣箱に溜め込んだ餌があることで

ハムスターは安心して

今、目の前にある餌を食べる事ができます。


でも

溜め込んだはずの餌がいつの間にか消えてしまう

という経験を繰り返すと

頬袋にためっぱなしにしておいた方が安心

と思わせてしまうのです。


ハムスターが安心して

頬袋から餌を取り出すようになるまで

お掃除の間隔は

長めにとったほうが良いですね。

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きちんとお腹に入っているか確認してあげて。

動物に餌をあげるという行為は

食べ物を餌箱に出してあげるだけと

考えがちですが

食べている様子に問題はないか

よく観察することも含まれます。


餌箱が空になっているからといって

全てお腹に入っているとは限りません。


食事の様子は

ストレスを与えない程度にじっくり見守り

頬袋に溜め込みすぎていないか

きちんとチェックしてあげましょう。

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