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咳が止まらないけど痰も止まらない!熱はないけど秘策あり!?

この記事は約5分で読めます。

喉がイガイガ、えへん虫。

風邪のサインかなーと思っていたら、咳に痰まで!

日にち薬と放っておくと、

どんどん重症化していくかもしれませんよ。

そもそもなんで咳や痰が出るの?

改めてそんな疑問を解消して、

適切に対応していきましょう。


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どうして咳が出るの?

咳とは、肺や気管などの呼吸器に侵入してきた異物を、

外に追い出そうとする生体防御反応です。

気管や気管支は、

私たちが生きるために不可欠な酸素を届けるパイプ。

ここに異常をきたしては、

即刻生命の維持に支障をきたしてしまいます。

何か異変が起こった時に、すぐ対処できるよう、

気管や気管支はもちろん、

喉の入り口や奥には


超高性能・超高速のセンターが付いており、

そこが異常を感知することで、


脳の中にある呼吸中枢→咳中枢へと指令が送られます。

これにより、咳をすることで、


体を守ろう(気道を確保しよう)とするのですね。


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痰ってなんなの?

痰とは、
気道に入ってしまった異物を絡めとった分泌液のこと。

ウイルスや細菌が気管支に居座って


悪さを続けないよう、

異物を感知すると分泌液を出して、


その異物を絡めとります。

その後、その絡めとった分泌液の塊が、

今度は前段のセンサーによって


異物と感知されることで、

上記のプロセス同様、咳中枢に指令が送られて、

咳と一緒に外に出す働きが起こるのです。

この分泌液は、


健康な人でも毎日少しずつ出ているのですが、

異物を感知することで急激に量が増えるので、


塊になって痰として排出されます。

痰の色は一種のバロメーターとなっており、


色によってある程度の状況を判別することもできます。

– 無色透明:健康な状態

– 灰色がかる or 半透明:タバコの影響

– 黄色や緑がかっている or 血が混じる:細菌やウイルスに感染した状態


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咳と痰は、単なる風邪なの?

単なる風邪と簡単に済ませてしまいがちな、


咳や痰ですが、

放っておくことで重症化するケースや、


大きな病気の兆候であることも否定できません。

疑われる病気をご紹介するにあたり、

症状が続く長さによって、


大きく2つに分類される咳をベースに


各種見ていきましょう。


① 急性咳嗽(がいそう)

発症後「3週間以内」の咳を指します。

原因は、細菌・ウイルス感染によるものが最も多く、


2日以上の発熱が続かない場合は、

服薬などがなくても、

自然と治癒することもあります。

一般的に「風邪」と呼ばれるものですね。

ただし、以下の症状がみられる場合は、


症状別の治療が必要になってきますので、

早めに病院を受診することをおすすめします。


– インフルエンザ: 悪寒・頭痛・吐き気・倦怠感等、

通常の風邪より症状が強い場合

– 咽頭炎・扁桃炎: 喉の腫れと痛みが強い場合

– 副鼻腔炎: ひどい鼻づまりや黄~緑色の鼻水がでる、

頬骨の辺りが痛い場合

– 気管支喘息発作: 呼吸困難を伴う咳・痰の場合
(呼吸時に喘鳴がする、夜間・早朝に喘息症状が起きるなど)

 ② 遷延(せんえん)性咳嗽・慢性咳嗽


発症後「3週間以上」続く咳を指します。


ここまで長く続く咳・痰は、


細菌やウイルスによるものではない可能性が高いため、


胸部X線写真やCTスキャンを撮るなどして、


詳しく検査する必要があります。

こちらの原因として考えられるものを、

いくつかご紹介します。


   - 気管支喘息

   - 肺炎

   - 肺結核

   - 肺がん

   - 副鼻腔気管支症候群(副鼻腔炎と肺の気管支拡張症)

   - アレルギー性鼻炎

   - 胃食道逆流症(=逆流性食道炎) 


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咳と痰を和らげる方法は?

咳や痰には、異物を体外に排出する作用があるため、

むやみに止めることは良くないとされていますが、

これにより睡眠が取れない、日常生活が送れない、


となっては元も子もありません。


どうしても症状がつらい時には、


もちろん服薬などの治療を受けた上で、

このような対処法を試してみてはいかがでしょうか?


① 温かい飲み物を飲む


→蒸気や飲み物自体で喉を温めることで気管が広がり、

呼吸の通りが楽になる。

喉を潤しておくことで、痰も出しやすくなる。

特にコーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、


気管支拡張の作用があるという説もある。


② マスクをつける(濡れマスクも可)


→喉を乾燥させないことで、痰の排出を容易にする。

喉と鼻を潤しておくことで、

粘膜へのウイルス付着も防ぐことができる。


③ 上半身を少し上げて寝る


→フラット or 枕で寝るよりも気道が確保でき、

睡眠が取りやすくなる。

加えて横向きに寝ることで、

さらに呼吸や痰の排出が楽になる。


④ ハーブティーを飲む

→カモミール、タイム、リコリスなどは、

喉の痛みや気管支炎を緩和してくれる作用がある。


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まとめ

いかがでしたか?

誰もが一度は経験したことがあるであろう、

ひどい咳と痰。

その多くは、疲れや免疫力の低下により、

細菌やウイルスに感染することで起こる症状です。

日頃の食生活、睡眠、運動習慣を整えながら、

まずは免疫力を高める生活を心掛けましょう。

しかし、3週間以上症状が続く際は、

特定の原因があり、

専門的な治療が必要になることが予想されますので、

一度病院へ相談に行ってみてください。

早期発見・早期治療により、心身への負担、


家計への負担を最小限に抑えることができます。

毎日の生活が送れるのは、健康な体があってこそ!

安易に心配しすぎることはありませんが、


小さな変化を敏感に察知して、

健康な体を維持したいものですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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