誰もが経験した事のある腹痛や下痢、嘔吐。
そのほとんどの原因は同じだと思っていませんか?
実は熱のありなしで原因は大きく変わってきます!
発熱の症状がみられないものや、
風邪同様の発熱があるもの、
命の危険のある温度までの発熱を伴うものと、
様々です(><)
それぞれの原因と対策をしっかり区別して覚えて、
迅速な対応をとれるようにしましょう!
【単なる腹痛や下痢だと思っちゃいけない?!それってもしかしたら熱中症かも…】
夏場に気をつけなくてはいけない症状と言えば、
熱中症ですね!
小さい子供やお年寄りはもちろんですが、
若い世代も十分気をつけないといけません。
熱中症の症状といえば、
体温の上昇やめまい、けいれん、
頭痛などをイメージしますよね?
以外と知られていない症状として、
腹痛や下痢、嘔吐も場合によっては出てきます。
私も熱中症になった経験があります。
まだ
体力の有り余っている20歳の時になりました。
それも家でです(笑)
最初は頭痛とめまいがあって
少し熱っぽいかな〜ぐらいだったので、
寝れば治ると思いそのまま寝ました。
ですが次の日、強烈な腹痛で目が覚めました!
下痢と吐き気もあり病院に行ったところ、
熱中症との診断を受けました(^^;
若いからと油断して冷房のない部屋で過ごした結果です。
もちろんお医者さんには、
「若いからって油断しちゃダメだよ!」と
少し怒られました(^^;
私が体験したように、
熱中症の症状として腹痛や下痢がみられます。
特に小さい子供の場合は、
自分の不調を上手く言葉に出来ないこともあるので、
暑い時期に「気持ちが悪い」、「お腹が痛い」と訴えて
なおかつ体が熱い場合は熱中症の可能性があります。
水分を与えて体を冷やしてあげましょう!
毎年死亡者も出ている熱中症、
きちんと処置して重症化を防ぎましょう!
【腹痛や下痢はあるけど熱はなし。この場合は何が原因?】
では、
腹痛、下痢はあり、
熱はなしの症状の場合はどうでしょう?
この場合は「感染性胃腸炎」の場合が多いです。
感染性胃腸炎には2種類あり、
主に夏場に流行る「細菌性」、
冬場に流行る「ウイルス性」とあります。
症状としては腹痛、下痢、嘔吐などがみられます。
発熱はあまりみられないですが、
まれに高熱が出ることもあるようです。
細菌の種類によっては、消化器系に現れる症状の他に、
神経症状として初期には、
物が二重に見えたり、散瞳(瞳孔が拡大する)、
眼瞼下垂、めまい、悪心(むかつき)などの
症状が出る種類もあります。
神経症状が酷くなると、
呼吸筋が麻痺し最悪の場合死に至るケースもあるので
注意が必要です。
感染性胃腸炎の場合、
汚染された物を食べて感染する場合がほとんどです!
多くの細菌は加熱をしっかりするように心掛ければ
防ぐことが出来ます(^^)
しかし、
ウイルスの場合はアルコール消毒剤や、
加熱に抵抗力があり防ぐことが少し難しいです。
しかも、
効果的な抗ウイルス薬がないため、
症状を和らげる治療しかありません。
余計ツラいです(;▽;)
主に汚染された二枚貝(特に牡蠣)から
感染する場合が多いので、
冬場の生牡蠣は避けるのが得策かと思います(><)
家に感染者がいる場合は
嘔吐物にも大量にウイルスが含まれるので、
必ず手袋をしての処理をしましょう!
咳などではうつらないので、
きちんと対策していれば感染は防げます(^^)
【まとめ】
このように、よくある腹痛や下痢と言えども、
原因は大きく変わります!
時期によっても左右されてきますね!
一年中お腹の不調が起こる可能性はあるので
どの時期も油断なりません!
その時期にあった対策、
・夏場は熱中症にならないようにこまめに水分をとる
・細菌性の胃腸炎にならないように加熱をしっかりしたり、
調理から時間の経った食べ物は避ける
・冬場は生の貝類はなるべく避ける
など、その時々にあった対策をして
つらい思いをしないようにしていきましょう!
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