読めばするけど書くとなると
ちょっと迷っちゃう漢字ってありますよね!
例えば、、、
薔薇 バラ
檸檬 レモン
麒麟 キリン
など、読めるけど書くとなると
カタカナで書いちゃうことが多いと思います(^^;
「珈琲」という漢字もそうじゃないですか?
街中に、
○○珈琲店という看板をよく見かけるので、
読めるけど書いたことない…
みたいな方多いと思います。
私も漢字で書いたことはないです(^^;
なぜこの漢字を書くようになったのか、
どんな意味が込められているのか、
解明しちゃいます♪
【珈琲という漢字を書くようになった由来ってなぁに?】
コーヒーが日本に伝わってきたのは、
日本が他の国との貿易を断つ
「鎖国」をしていた江戸時代と言われています。
この時代、
オランダと中国とのみ貿易をしていましたが、
オランダがカステラと共に
コーヒーを伝えたとされています。
オランダの人が伝えてくれたおかげで
今私たちは美味しいコーヒーを飲めているんですね♪
それまでの日本には
コーヒーという飲み物が存在していなかったため、
それに合わせた日本語が必要になります。
「可非」「可否」「黒炒豆」など、
いくつか候補はあったようですが、
なかなかしっくりくるものがなく
定着しなかったようです。
そんななか、
オランダ語の研究を修めた
「蘭学者」の宇田川榕庵(うだがわ ようあん)
という人が、
珈琲がいいのではないかと提案し、
一番しっくりくるということで
定着したと言われています!
珈琲の漢字にはこんな由来があったんです(^^)
それにしてもこの方すごい方なんです!
この方は他にも、
水素や酸素、窒素、炭素といった元素記号の名前や、
酸化や還元、溶解などの化学用語など
生み出したと言われています。
いろんな難しい言葉を生み出している方なんですね!
なるほど納得ですね♪
【珈琲がこの漢字になったのはなぜ?】
由来は分かりましたが、
でもなぜこの漢字が当てられるように
なったのでしょうか?
今度はその疑問にお答えします!
「珈」という漢字にはもともと、
女性の髪飾りに使われる玉飾りの意味があります。
訓読みでも「かみかざり」と読めるそうです。
「琲」という漢字には、玉飾りの紐の意味があり、
訓読みで「つらぬく」とも読めます。
意外な所から漢字を引っ張って来ていますね!
というのも、
コーヒーの実は赤く実るので
その様子がかんざしに似ているので、
この2つの漢字を合わせて
「珈琲」という漢字を使うようになったのです!
正直、
私は音での当て字だと思っていました…(笑)
宇田川榕庵さんは素敵なセンスをお持ちですね!
なかなかコーヒーの赤い実を見ても
かんざしをイメージ出来ないと思います(^^;
天才は考えることが違いますね(^O^)
私も
そんな才能欲しかったなぁと思ってしまいます(笑)
今ではすっかり定着している「珈琲」ですが、
中国語では部首が王へんではなく
口へんで「咖啡」と書きます!
あえて咖啡と表記しているお店もあるようなので、
間違えではないようです(^^)
有名な作家の森鴎外も、
王へんではなく口へんの方の咖啡と
作品に記しているみたいですよ!
なかなかないとは思いますが、
もし漢字で書く機会があれば
好きな方の漢字を使ってください(^-^)/
【まとめ】
何気なく使っている漢字のひとつひとつに、
きっちりと意味があってすごくおもしろいですね!
いろいろと考えられて決まったという事も知らずに、
当て字だなんて言ってすみません…って感じです(笑)
私にとってもすごく興味深い内容です♪
最初に挙げた、薔薇や檸檬、
麒麟なんかにももしかしたら、
何かきちんと意味がありそうですね!
いろんな漢字の由来や意味を調べると
楽しいかもしれないですね♪
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