ネントレとして有名なのは
ジーナ式ではないでしょうか?
入眠するときだけではなく
1日のスケジュールや室内の環境を
徹底して整えることが特徴です。
ジーナ式を取り入れるか取り入れないかは
赤ちゃんと親の生活スタイルに合うかどうか
赤ちゃんの気質に合うかどうかで
考え方が変わってくるところです。
しかし、
日中の過ごし方と入眠のスムーズさが
密接に関係していることは
毎日子育てをしていると
なんとなくわかりますよね?
私の子供も朝起きる時間が遅くなれば、
その分だけ寝るのも遅くなります。
1日外で遊んだ日は
例えお昼寝が長くてもすぐに寝付きます。
大はしゃぎした日は
夜突然叫び出して起きることがあえいます。
夕飯の途中で寝落ちした日は、
夜中お腹が空いて起きてしまう
といったことが予想できますし
実際にそうなります。
また
我が家はどうしても子供の寝ている部屋まで
リビングの話し声やテレビの音が
届いてしまう構造です。
少し大きめの音でも
連続的に流れている分には気にせず寝ているのに
何か物を落としたり、どっと笑い声が聞こえると
ほんの一瞬でも起きてきてしまいます。
日中の過ごし方と眠る環境は
どのようなところが
起きてきてしまう原因なのでしょうか?
そういえば・・・と思ったところを改善できれば
夜中に起きる頻度も減っていくでしょうね。
そして
ネントレを始めると必ず
途中で起きる
寝ない
ということが起こります。
具体的にどうすれば
再び眠りについてくれるのでしょうか?
この記事では
スムーズな眠りに向けて
生活習慣や室内の環境の整え方や
途中で起きてしまった時にできること
についてみていきたいと思います。
ネントレの途中で起きるのはなぜ?赤ちゃんは鈍感で敏感。
ネントレとは赤ちゃんが自分自身で
眠りに入っていけるように
練習することです。
赤ちゃんは「眠る」というのが
良い状態なのか悪い状態なのかを
まだ理解していません。
眠気そのものを
不快と感じているのかもしれません。
そんな赤ちゃんに夜は寝るものである、
眠るということは怖くないよということを
理解してもらうのがネントレです。
ネントレには
さまざまな種類やスタイルがありますが
どれも
赤ちゃんの生活サイクル全体をコントロールして
自然に眠りへと導くものになっています。
ぐずったりといった余計な労力を使わず
ぐっすり眠ることで
睡眠の質が高まり、夜泣きも少なくなるといった
メリットがあります。
ですが
言葉の通じない赤ちゃん相手に行うものです。
頑張っても期待した睡眠習慣になるとは限りません。
成功するまでの期間も本当に成功するのかも
赤ちゃんの個性やそれぞれの家庭の
生活スタイルによって変わってきます。
大人でも朝方や夜型といった
睡眠パターンがあるように赤ちゃん自身も
一晩ぐっすり眠るのがいいタイプと
神経質でちょっとした物音に泣いてしまったり
何度も起きてきてしまうタイプがいます。
でもいくら個性といっても
いつまでも新生児のような細切れの睡眠のままで
パパやママがまとまった睡眠が取れない
となってしまうのは困りものです。
ここでは
眠りを妨げる原因を
日中の生活と眠りにつく環境に分けて
挙げていきます。
意外なところで赤ちゃんの睡眠を
邪魔してしまっているかもしれませんよ。
[日中の生活で原因となりうる点]
・日中興奮することがあった
大人も子供も
脳は寝ている間にその日に
経験したことを整理しています。
日中楽しくてはしゃぎすぎた日は
眠る環境で原因となりうる点
脳内も混乱していて覚醒しやすくなっています。
刺激が全くないのは
赤ちゃんも退屈してしまいますし
発達を促すこともできません。
何事も適度にすることを心がけて
きちんとクールダウンの時間が取れるように
予定を詰め込みすぎないことが大切ですね。
・まだ眠くない
大人でも朝寝坊をしたり昼寝をした日には
なかなか眠くならず
ついつい夜更かししてしまうものです。
赤ちゃんもいくら寝るのが仕事とはいえ
成長につれて睡眠時間は短くても
済むようになってきます。
眠くないのに眠れるわけがありません。
その日すぐに解決はできませんが
眠たくなる時間が遅くなってきたなぁと思ったら
お昼寝から少し早く起こしたり
朝少しだけ早く起こしたりといった
調節が必要になります。
・お腹が空いている
月齢が上がって
離乳食や幼児食を食べるような頃になると
遊び疲れて食事の途中で
眠ってしまうことがよくあります。
うとうと船を漕ぐ姿はかわいらしいですが
胃も小さくおやつも必要な時期です。
夜中お腹が空いてしまったからといって
朝まで我慢することはまだできません。
特に低月齢の場合は夜間も
定期的な授乳は必須です。
そこは仕方がないと思って
それ以外の原因で起きてしまうことがないように
原因を取り除いてあげるといいですね。
[眠る環境で原因となりうる点]
・赤ちゃん自身の動き
寝返りができるようになると
その寝返りの振動や感触で
起きてしまうことがあります。
小さな赤ちゃんとはいえ
2〜3回コロコロ転がれば大人の布団でも
落ちてしまうのです。
柵のないベッドなど明らかに危ないところに
寝かせるなんてことはないかと思いますが
赤ちゃんの寝る場所は
畳んだタオルケットや枕などにも気をつけて
できる限りフラットな状態にしておきたいですね。
・温度や湿度の不快感
赤ちゃんは思った以上に
温度や湿度に敏感です。
少し大きくなった我が子の場合
日中はどんなに暑くても公園遊びを続けるのに
夜は1°Cでも設定温度を上げると、
もぞもぞ寝心地が悪そうに動き
うなったり時には目を覚ましてしまいます。
夏も冬も大人には
もう少しエアコンを抑え目にしようかな
というような温度なのにです。
赤ちゃんと寝る部屋のエアコンは
しっかり目にかける必要がありますね。
・突然の光や音
赤ちゃんは基本的に
ほとんどの睡眠が「浅い眠り」です。
大人でも浅い眠りの時には
周りの物音や窓から差し込んでくる朝日で
目を覚ますことができますし
それを利用して浅い眠りを計測して
よりスッキリ起きられるタイミングで
起こしてくれる目覚まし時計なども
最近は出てきていますよね?
ですから赤ちゃんはもともと
目を覚ましやすいものなのです。
大人にはなんて事のない
ドアやカーテンの隙間のちょっとした明かりや
ちょっとした物音改めて確認してみると
実はたくさんあります。
特に物音に関しては
全くの静寂をつくることは難しいです。
ホワイトノイズといって
あえてざわざわと小さな音を継続的に流しておく方が
逆に心地よく安心して眠ってくれることもありますよ。
そんな原因の中でも
・寝返りから戻れない(窒息の危険)
・体調が悪い
・室温や体温が暑すぎる、寒すぎる
・空腹
については
しっかり覚醒させてしまってでも
きちんと対応してあげる必要があります。
ネントレは
睡眠が安全で心地の良いことであるということを
知ってもらうことが大切です。
赤ちゃんもパパやママも
安心して夜を過ごせるといいですね。
ネントレ、途中でやめるのはダメ?抱っこしてもいいネントレあります!
ネントレには一度ベットに寝かせたら
どんなに泣いても抱き上げたりあやしたりしない
クライイットアウト(Cry It Out)という方法から
抱き上げてあやしたり授乳をしたりはしますが
そのまま眠らせるのではなく
最後はベットに寝かせて自分で眠りについてもらう
ピックアッププルダウン(PUPD)といった方法まで
さまざまな形式やメソッドがあります。
ただ
他の家族やご近所との近さや
赤ちゃんと親が同じ部屋で眠るのが一般的な日本では
完全に寝室を分けたり
泣かせ続けたりする方法は現実的ではありませんよね?
現実的にはその間をとった方法や
ジーナ式などの
睡眠以前の1日の生活をコントロールする方法が
とられることが多いです。
どの方法をとった場合でも
赤ちゃんが自力で再度入眠できるようにする
ということが最終目標になります。
自力で入眠してもらうには
「このまま眠りについても大丈夫」
という安心感を持ってもらうことが大切です。
また月齢が上がってくると
起きていることが楽しいことだ
ということも理解してきます。
少しだけ理屈が理解できるようになった赤ちゃんには
「今は眠る時間」
と納得してもらうことも大切です。
ここでは
赤ちゃんに安心感を与える方法
眠る時間だと納得してもらう方法
についてみていきたいと思います。
・しばらく様子をみる
泣いたからといって
起きたわけではないということもあります。
実は寝言ってこともあるんです。
そのままもう一度眠りにつけるかもしれません。
毎日お世話をしていると
「フェ〜ン!」という鳴き声の
f…で気がつくというような能力が
身についてしまうこともありますが
ひと呼吸置いて
赤ちゃんが自力で眠れそうかどうか
見てみるのもいいですね。
・優しくトントンする
人間は一定の心地よいリズムが続くと
刺激を感じなくなって眠くなるようになっています。
赤ちゃんにとっては
お腹の中で聞いたり感じたりしていた
ママの心臓の音に似ていて
安心する音でもあるんです。
ママの心臓の音が基準なら
心地よいと感じるリズムも人によって違います。
基本的には心拍より遅いリズムの方が
落ち着いて眠れる赤ちゃんが多いですが
少し強めのはっきりとした揺れのある方が
好きな赤ちゃんもいます。
うまく眠れないようならリズムや強さを
いろいろ試してみるのもいいですね。
・手や足を握ってあげる
赤ちゃんは少し拘束されているのが好きです。
抱っこ紐の中やおひな巻きなど
お腹の中の姿勢に近い
ぎゅっとされている状態だと安心します。
ですが窒息の危険があったり
少しずつ平らに眠ることに慣れてもらうためにも
抱っこのままやおひな巻きで
朝まで眠ることはできません。
手や足を握るといった
ちょっとした感覚でも安心できる赤ちゃんもいます。
また月齢が上がってきちんと
パパやママが隣にいること自体が安心だと
理解してきた赤ちゃんなら
手を繋ぐことで近くにいることを理解して
安心できるようになりますよ。
・安心するタオルなどを持たせる
匂いなのか触り心地なのか
なぜか気に入って離さないタオルや
ぬいぐるみがある
という子供はよく耳にします。
嗅覚や触覚は
低月齢の頃から発達している感覚です。
目を閉じても感じられる感覚で
安心して眠りにつくことができます。
ただし低月齢の場合
万が一顔にかかったりその上に
うつ伏せになってしまっても
自分で取り払うことができません。
赤ちゃんの寝る場所は
掛物を含めてなるべく何も置かないのが
望ましいと言われています。
試すのはある程度月齢が上がってから
もしくは
眠りについたことを確認したら
きちんと片付けることを徹底してくださいね。
・ママのお腹の中の音を聞かせる
赤ちゃんの目は
生まれたばかりではまだほとんど見えていません。
お腹の中では羊水に浮かんでいて
匂いも感じませんし
触覚も水の中では大きく異なります。
そんな中でも赤ちゃんが鮮明に覚えているのは
お腹の中で聞こえる
ママの心拍音や血液が血管を流れるなどの音です。
昔はよく
テレビの砂嵐を聞かせると
泣き止むと言われていましたし
今でもスーパーのレジ袋を
ガサガサさせた音が好きな赤ちゃんもいます。
今ではYouTubeなどで
赤ちゃんが安心する胎内音や
大人向けでも水の流れる音などの
ヒーリングミュージックなどを
簡単に聞くことができます。
ホワイトノイズといって
ある程度ざわざわしていた方が安心できる
ということもあるんです。
静かな環境を整えたのに
なぜか寝ないといった場合は
試しに聞かせてあげるのもいいですね。
・寝たふりやローテンションでのやりとり
こちらは遊ぶのが楽しくてたまらない
ハイハイやあんよで自由に動けるようになった
赤ちゃん向けの対策です。
夜=寝る時間という常識がまだない赤ちゃんは
いつでも楽しく遊びたいものです。
でもまねっこするのは大好き
日常生活のあれこれはまねをしながら
遊びのつもりで身についていきます。
なので
赤ちゃんが遊んでいても
パパやママが寝てしまった、
いつも通りに遊んでくれない
ということに気がつくと
まねをしてゴロンと横になってくれるかもしれません。
もともとたっぷり遊んで
適度に疲れているのなら
ゴロゴロしているうちに
だんだんうとうとしてくるものです。
パパやママには反抗しがちな1歳半以降の子でも
お兄ちゃん、お姉ちゃんには
くっついてまねして遊びたがるという赤ちゃんもいます。
お兄ちゃん、お姉ちゃんぶりたい
上の子の欲求にも応えられますし
巻き込んで一緒に寝かしつけられますよ。
赤ちゃんはちょくちょく起きるもの!起きてしまうのが普通だと気楽に進めて。
子育てブログやインスタグラムの投稿など
子育ての情報やエピソードは
数え切れないほど見ることができます。
困ったことや疑問に思ったこと
お医者さんや専門家に聞くようなことでもない時は
すぐにヒントが得られて便利ですよね。
でも
個別の投稿だけではなく
同じお子さんの投稿を
長い期間ずーっと読み続けたことってありますか?
今ネントレに悩んでいるパパ・ママは
大きくなった子のお話には
あまり興味がないかもしれませんが
今は元気で夜はぐっすりでも
壮絶な寝かしつけや夜泣きを乗り越えて
今にいたるお子さんも多いんです!
今のあなたのように
「夜泣きツライ、ネントレうまくいかない」と
悩んでいる投稿の数年後に
子供が寝た後のおひとり様タイムを
満喫する投稿があったら希望が持てますよね?
本来、赤ちゃんの体は浅い眠りでちょくちょく
起きるように作られています。
赤ちゃんも
疲れればその分必要な睡眠は自然にとります。
パパ、ママも体はもちろん
心も休憩することが大切です。
ネントレがうまくいかないことに
囚われすぎず
次の作戦、行ってみよー!
とか
よし、ネントレやーめた!
と
気軽に取り組んでみてくださいね。