関門海峡キャンドルナイトは
もともと
震災などからの復興を祈るために
2012年から始まったイベントです。
現在では
冬の門司港を暖かく彩り
澄んだ冬の空気にキャンドルの灯りが映える
門司港レトロエリアの冬の
人気イベントになりました。
そんな
関門海峡キャンドルナイトは
2022年11月19日(土)20日(日)に
門司港レトロエリアの親水公園を中心に
おとなりの下関エリアでも開催されます。
開催時間も
17:30〜22:00と長く
お仕事帰りなどにも
ゆっくり楽しむことができますね。
例年
キャンドルの点灯だけでなく
地元ゆかりのアーティストによるライブや
ナイトマーケット、飲食エリアなど
たっぷり満喫できる催しが
たくさん用意されています。
コロナ禍での開催となった昨年度も
感染対策を十分に行い
無事に開催された関門海峡キャンドルナイト
今年もまた
あの幻想的な空間を楽しみたいですよね?
この記事では
関門海峡キャンドルナイトの
各エリアの見どころや
下関エリアでの楽しみ方を見ていきたいと思います。
なお
開催情報は変更になる可能性があります。
各エリアの装飾や演出については
昨年度の情報をもとにご紹介させていただきます。
関門海峡キャンドルナイトの開催場所は門司港レトロエリアの中心!歩いて回れる周辺会場も。
関門海峡キャンドルナイトは
門司港レトロエリアの
親水公園というところがメイン会場になります。
おみやげ屋さんや食べ物屋さんが入る
門司港レトロエリアの中心
海峡プラザから一番近い広場で
観光名所の旧門司税関のすぐ隣です。
アーティストによるライブや
ナイトマーケットなどはこちらで行われます。
そのほか
門司港エリアのさまざまなエリアで
イベントに賛同する形で
キャンドルによるイルミネーションを
楽しむことができます。
門司港レトロは
もともと明治大正時代の西洋風建築が
そのまま残された街並みが人気のエリアです。
冬の夜の澄んだ空気の中
ほのかに揺れるキャンドルの灯りで照らされる
レトロな街並みを歩くのも楽しいですね。
[親水公園でのイベント]
メイン会場である親水公園に入るためには
500円の入場料が必要です。
メイン会場にふさわしく
設置されたキャンドルの数や
芸術的なデザインは圧巻の光景ですよ。
中には飲食ブースをはじめ
地域ゆかりの工芸品や
ハンドメイドアクセサリーなどの出店があり
クリスマスマーケットのような楽しみ方が
できますね。
キャンドルの柔らかい光に包まれた
ステージから届けられる音楽も
より幻想的な雰囲気を演出してくれます。
[イルミネーションが
楽しめる会場]
各会場で楽しめる
イルミネーションをまとめました。
普段から門司港レトロエリアの観光名所として
人気の場所ばかりです。
少し早く到着したら
ぜひ中の展示や内装まで楽しみたいですね。
・大連友好記念館
北九州市は1979年に
中国の大連市と友好都市協定を結びました。
その15周年を記念して
大連にあるレトロな建物
旧ロシア帝国が1902年に建築した
鉄道汽船会社を
そっくりに複製して建てられたのが
大連友好記念館です。
一階は中華レストラン
二階は誰でも利用できる休憩スペースや
大連市との交流事業を紹介するコーナーに
なっています。
関門海峡キャンドルナイトでは
例年、
地域の子供達の作った
牛乳パックキャンドルの展示や
メッセージキャンドルの展示などで
参加しています。
・旧門司三井倶楽部
大正10年に
三井物産が社交場として建築した
重要文化財に指定されている建物です。
格式高いアールデコ調の内装も見ものです。
かのアインシュタインが宿泊したという部屋も
当時のまま残され、見学することができます。
1階は有名フグ料理店が運営するレストラン
2階の有料エリアには
門司出身の女流作家・林芙美子記念室も
あります。
関門海峡キャンドルナイトでは
例年、
メッセージキャンドルの展示や
インスタスポットの設置などで参加しています。
・門司港レトロ展望室
世界的な建築家、
黒川紀章氏が設計したマンションの31階が
展望室になっています。
デートスポットとしても人気の
門司港レトロエリア全体が
見渡せる絶景ポイントです。
各エリアのキャンドルは
直接地面に並べられたものが多く
高いところから見ることで
初めて見えてくる演出もあります。
また
お隣の下関エリアまで見渡すことができるので
関門海峡キャンドルナイトを一気に
満喫することができますね。
関門海峡キャンドルナイトはアクセス抜群の下関エリアもおすすめ!特色ある会場が魅力的。
お隣の県である下関エリアですが
門司港からは
電車、船、関門トンネルを徒歩でなど
片道15分程度で行き来できるエリアです。
そんな下関エリアでも
2017年からキャンドルの点灯が始まりました。
下関エリアの開催期間は
2021年11月20日(土)と21日(日)の2日間と
門司港エリアより短いのでご注意ください。
下関エリアのキャンドルは
門司港エリアと異なり
各会場によって特色のある装飾を
楽しむことができます。
チャッカマンを持参すると
キャンドルの点灯に参加できる
会場もあるので
早い時間から行く方は
参加してみるのもいいですね。
[イルミネーションが
楽しめる会場]
・旧下関英国領事館
赤れんがが特徴的なこの建築物は
重要文化財の指定を受けた
今残っている中で最も古い領事館です。
外交の重要な拠点であったことが伺える設計や
暖炉を飾るマントルピースやタイルなど
格式高い内装が見所です。
1階は領事室を再現したコーナーや
今と昔の街並みの比較ができる展示
2階は喫茶室が利用できます。
関門海峡キャンドルナイトでは
例年、イギリスの国旗
ユニオンジャックをモチーフにしたキャンドルや
隣の唐戸公園のイルミネーションと
合わせた景色を楽しむことができます。
・田中絹代ぶんか館
明治の終わりにに生まれ、
大正昭和と日本を代表する女優として活躍した
田中絹代は下関市で生まれました。
その功績を讃えるために開かれた
記念館が入るこの建物は
もともと
旧逓信省(郵便や電報などの通信を管轄)の
電話局として使われていました。
当時の全国の電話局は
ほとんどすべて同じような仕様で建設されましたが
これは現存する唯一の建物となっています。
関門海峡キャンドルナイトでは
例年、
室内のLEDキャンドルの点灯と
屋外のキャンドルの2種類の展示を
楽しむことができます。
・亀山八幡宮
平安時代からこの地に祀られた
由緒正しい神社でも
例年、
キャンドルの点灯が行われています。
境内に向かう長い階段に並べられたキャンドルは
まるで空に向かって伸びる天の川のようで
とても幻想的です。
歴史ある神社と
西洋的なキャンドルの組み合わせが新しい
でもどこか癒されるスポットです。
無事の開催を願って。
門司港エリア、下関エリアともに
明治大正の近代建築が数多く残る
とても特色のある街並みです。
いつ訪れてもおしゃれな街が
キャンドルに灯されると
また違った景色が楽しめますね。
コロナ禍でのイベント開催の是非を問う声や
キャンドルという天候にも
左右されるものであることから
開催には難しい問題もあるかと思いますが
ぜひ今年もこの素敵な光景を楽しみたいですね。